ウェブ解析とは

ウェブ解析は、ウェブサイトを事業の成果につなげるために、ウェブに限らない事業目的に沿った様々なデータを活用してユーザーの心理を分析することで、ウェブサイトの改善にとどまらず、事業戦略の見直しにまで活かすことのできるビジネススキルです。

ウェブ解析を行わない場合と行った場合の違いを、ブーツ屋さんを例に具体的にみてみましょう。

都内にあるブーツを売っているお店です。
表通りではなく、路地裏にひっそり構える隠れ家的なお店です。

このブーツ屋さんには、三つの悩みがありました。

  1. 夏はお客様が少ないため、秋冬しか商売にならない
  2. 前半に売れすぎてしまうと品切れになり、それ以上売れない
  3. 後半まで大量に在庫が残ってしまうと、処分セールをしなくてはならないので利益が少ない

このブーツ屋さんの経営を安定させるにはどうすればいいでしょうか?

ウェブ解析を行わず今までの経験と勘に頼って経営する場合

  • 来店するお客様の特徴を把握
  • 売れる月や曜日の調査
  • 雑誌やフリーペーパーで広告宣伝
  • お店のホームページを作る
  • Facebookページを作る
  • ECサイトを作ってネット通販する

お客様の特徴を把握することで、好みや興味のあるものがわかりますので、品揃えに役立ちます。売れる月がわかれば、商品の在庫量を増やすことで品切れによる機会損失を減らすことができます。反対に売れない月は、在庫量を減らすことで過剰在庫を回避できます。雑誌やフリーペーパーで広告宣伝すれば、たくさんの人にお店を知ってもらえます。

とは言っても、なかなか思うように在庫量を調整できず、広告宣伝効果もイマイチ感じられないのが現状ではないでしょうか。

そこで、お店のホームページを作ったり、Facebookを始めたりして、ウェブ使って新規のお客様を開拓しようと考えるようになります。また、実店舗の売上をカバーするため、ECサイトを作ってネット通販を始めるのもよくあるケースです。

さて、ウェブを活用して売上は上がったでしょうか?

ウェブ解析を行い意思決定する根拠をもって経営する場合

お店のホームページにアクセス解析ツールを入れてみると、次のようなことがわかりました。

  • デバイス(パソコン、スマホ、タブレット)別の比率と特徴
  • 検索エンジン、SNS、広告など、流入別の比率と特徴
  • 検索キーワードから推測されるお客様のニーズ
  • 関心が高いページ、低いページ

これは、ウェブ解析を行う上で基本になるアクセス解析からわかるものですが「これらのわかったことをどう活用すれば売上が上げられるのか?」「売上を上げるためには他に何がわかれば効果的なのか?」を考えるようになりました。

ユーザーを知る

  • スマホでアクセスしてきているユーザーが最も多い
  • スマホからのユーザーは「店舗概要」を多くみている
  • パソコンからのユーザーは、たくさんページを見ている
  • パソコンからのアクセスは新規ユーザーが多い

スマホは来店を目的とするユーザーに、パソコンは新規顧客開拓に役立っているのではないか?という仮説を立てることができました。この時、このお店は未だスマホ用サイトは作っていませんでしたので、初めて来店するお客様向けに道案内できるコンテンツや、お店で使えるクーポンをスマホで提供することを考えました。

検索数のトレンド調査

Googleトレンドというサービスを使うことで、対象の検索ワードが何月にどの程度検索されているかを調べることができます。

このお店の主力商品「エンジニアブーツ」を調べてみると、9月から大幅に検索数が増えることがわかりました。検索数が増えるということは、ユーザーが情報を求めているということ。つまり購入意欲が高まるということです。このようなユーザー心理は、ウェブだけに限った話ではありません。実は、今までは10月から雑誌に広告を出していたのですが、一ヶ月遅かったことがわかったのです。

雑誌広告の効果を測定

いままでの広告の目的は「来店してもらうこと」でしたが、「広告を見たユーザーはどういう行動をするか?」という視点から考えられるようになり、その行動を促すための仕掛けを雑誌広告で行い、ウェブと連携させるプロモーションを行うことで、その効果を測定することも可能になりました。

このように、ユーザーの視点でデータと向き合うことにより「ユーザー行動の結果がデータとして現れている」ということが改めてわかりました。

ウェブサイトは広告宣伝のためのツールではなかったのです。

ウェブサイトをハブにして様々ユーザー行動を経由させデータを収集し、その行動から心理を分析することができれば、最強のマーケティングツールになるのです。

ECサイトを作る

店頭での売上が落ち込んでいるからといって、ネット通販を初めても上手く行きません。理由は、対面での販売の方がずっと簡単だからです。対面で売れないモノを、ネットで販売しようとしても、よほどのメリットがなければ売れません。競合ではなく、自分のお店を選んでもらう明確な理由がなければ売れないのです。

でもこのブーツ屋さんは、ウェブ解析を行ってユーザー心理に寄り添ったマーケティングが出来るようになりましたので、ECサイトも同じ考えで運営すれば、売上を伸ばすことが出来るでしょう。

ウェブ解析は、ウェブサイトを事業の成果につなげるためのスキルです。
そう、最強のマーケティングツールにするために。

これまでのことから、昨今のあらゆるビジネスにおいて、ウェブ解析は必要不可欠なスキルとなることは容易に想像できるでしょう。

ウェブサイトを事業の成果につなげるためには、先ずは対象事業のビジネスモデルを理解する必要があります。正しくデータの分析をするためには、統計の知識も必要です。分析対象のデータは、検索ワードや広告効果、ページ閲覧数などのウェブから得られるデータにとどまらず、リアルな営業情報や顧客リスト、アンケートなどウェブ以外のデータまで広範囲に渡ります。

そして重要なのは、データ分析により導き出された仮説を元に事業戦略を見直し、実施するための計画を立て、実施および検証を行い、改善を繰り返すといった「PDCAサイクル」です。

とは言え、これらを学び実務で活かすにはかなりの時間と費用がかかります。
当社がウェブコンサルティング事業を開始したころは、学ぶために教材がなかったので、10年以上手探りで試行錯誤を行ってきました。投資した金額は、恐ろしくて計算したくもありません。

でも今は大丈夫です。
ウェブ解析の様々な知識を網羅し、体系的に学べるカリキュラムがありますから。

  • 事業がうまくいかなくて困っている
  • ウェブサイトの成果がよくわからない
  • ウェブを活用して事業を大きくしたい
  • 新たなビジネスモデルを模索したい
  • ウェブに関しての専門知識を身に着けたい
  • ウェブコンサルタントを目指している

ウェブ解析士講座は、このような方には自信を持ってお勧めできます。

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